会の趣旨

会の趣旨
 ~子育て・自分育ての拠点づくりをめざして~

 神奈川に住むADHD※を持つ子どもの親たちが 『えじそんくらぶ』(全国のAD/HDを持つ人たちへの支援をしている団体)の「神奈川に会をつくりませんか」との呼びかけに応え、 連絡を取り合ったのが2000年の秋でした。2人、3人と集まり、それぞれの思いのたけを話し合いました。同じ立場で話せる安らぎ、 本当に理解しあえる喜び。その仲間とともに思い切り涙を流せることがどんなに嬉しかったことでしょうか。

会をつくろう。どんな名前にしようか。 ADHDをドイツ語読みにする『あではで』という名前はすぐ定着しました。あでやかにはでやかに、その子らしく生きてほしい。2001年5月21日『ADHD神奈川あではで』は発会しました。

毎月1回親同士が集まり、日ごろの苦しみや悩みを話し、 共に問題に向かい、支えあい、時には慰めあいました。

やがて、“ADHDを持つ成人で、自分たちのための会をつくりませんか? ”
“子どもとキャンプをしよう。イベント係ひきうけます”
“そこに行けば『あではで』の子たちに会え、安心して遊べる広場をつくろう ”
“気楽に参加できる少人数の会をつくりたい”
“中高生のしゃべり場があるといいな”
『あではで』の中から次々と新しい活動ができ、会員も増えていきました。 

『あではで』は、2004年5月26日に『NPO法人あではで神奈川』になりました。これからさらに活動を広げていく中、私たちが大切にしたいのは、 初めて理解者を得た時のあの感激です。“答え”を聞くためではなく互いに理解しあうために。

本名で、本心を語り合える場所にしたい。 そして何よりセルフヘルプであること。ADHDやその周辺の軽度発達障害と言われる障害を持つ人が、一人一人の人生を豊かに自分らしく生きるためには、地域の人々、学校の先生、そして家族に理解されることが大事です。


しかし一番大切なことは、 自分自身が理解し、認め、自覚することです。障害は理解と支援があれば個性になります。自分自身でその個性を大事にし、自分の生き方を発明して困難を克服できるようになることが大切なのです。

そのとき一番の力になるのは仲間です。 私たちはそのような仲間づくりをしたいのです。

会の将来の夢は、神奈川の各地に子育て・自分育てのための拠点をつくることです。 そこから就職や、家庭生活へつながる具体的な練習の場や、苦手なことを助ける組織(お掃除隊、優先順位のコーチ等)をつくれたらいいなと思います。



※ADHD「注意欠如多動症」のことで、脳内物質の問題によって、・衝動性・多動性を自分でコントロールできない障害です。 
本人の努力不足や親のしつけのせいではありません。成人のADHDも注目されています。
 特定非営利活動法人あではで神奈川 設立者 篠山淳子(ささやまあつこ)